- 洗濯機
- 洗剤
- 乾燥機(推奨)
- アイロン、タオルまたは布(乾燥機がない場合はオプション)
- 撥水加工剤(防水ガーメントのみ)
ステップ1:準備
- 防護服は、表生地に異物(綿毛や糸くずなど)が付着しないよう、ほかの洗濯物とは別々に洗濯してください。
- 洗濯の前に、取り外し可能な金属部品(スプリングホックなど)を取り外し、ポケットの中を空にしてください。メンブレンやバリアプロテクションが損傷する恐れがあります。
- 面ファスナーはすべて閉じ、異物(綿毛や糸くずなど)の付着や生地の損傷を避けるため、洗濯ネットに入れてください。
- 最適な洗浄を行うために、洗濯前に表生地(及び反射材)が外側になるようにしてください。
- ウェアメーカーの取扱説明書に記載されている洗濯機の負荷容量に従ってください。一般的には、容量はドラム容積の2/3を超えないようにします。
ステップ2:洗濯
- ウェアメーカーの洗濯表示(通常、内側のラベルに記載)に従ってください。
- 中性洗剤を使用してください。
- 漂白剤は使用しないでください。特に高視認性防護服の場合は輝度を低下させる可能性が あります。
- 柔軟剤は使用しないでください。防水性、撥水性、撥油性を損なう可能性があります。柔軟剤はその組成により高い可燃性を持つ場合もあります。
- すすぎはきれいな水で行ってください。洗濯工程で残留した化学物質をすべて取り除くことは、衣類を長持ちさせるために重要です*
ステップ3:乾燥
- 乾燥させる前に、衣類を裏返してください(裏地が外側になるように)。
- 防護服はドラム式乾燥機で乾燥ができます。低回転でタンブル乾燥してください。
- 防水ガーメントのみ:洗濯、乾燥機による乾燥をしても撥水性が回復しない場合は、耐久性撥水処理をしてください。
ステップ4:DWRの再適用
- 撥水剤は、スプレータイプや洗濯時に添加するタイプの物があります。
- 撥水剤を使用しただけでは撥水機能は回復しません。撥水効果を発揮するためにに20分程度乾燥機をかけるか、乾いた状態であて布をしてアイロンをかけまアイロンの設定は低温、スチームなし)。
- 重要:アイロンがけについては、まずウェアメーカーのお手入れ方法をご確認ください。
- タオルや布で衣類を覆い、特に反射材を保護してアイロンがけをしてください。
- 洗濯後、乾燥させ、再度タンブル乾燥してください(洗濯後、再加熱することでで撥水が再活性化されます)。
ステップ5:保管と廃棄
- 色落ちを防ぐため、防護服は直射日光の当たる場所や紫外線の当たる場所に保管しないでください。
- 衣類は濡れた状態で保管しないでください。
- 購入時に入っていた袋のまま12ヶ月以上保管しないでください。
- 吊るすか、通気性のない袋は取り除いてください。
- 異常の見つかった防護服は廃棄をお勧めします。詳しくは、ウェアメーカーにお問い合わせください。
スペシャルケア
ドライクリーニング
ドライクリーニングは、水溶性でない汚れ(オイル、グリース、アスファルトなど)に特に効果的です。その衣服がドライクリーニングに適しているかどうかは、ウェアメーカーの洗濯表示を確認してください。
- 汚れのひどい防護服はドライクリーニングをおすすめします。
- ドライクリーニングは専門業者で行ってください。パークロロエチレン(PER)または炭化水素を使用したクリーニングをお勧めします。
- クリーニングの前に、面ファスナーをすべて閉じ、異物(綿毛や糸くずなど)の付着や繊維の損傷を防ぐためにカバーをします。
- ラベルを衣服にピンで留めないようにしてください。
- ドライクリーニング用石鹸は使用しないでください。難燃性防護服はドライクリーニング後、水洗いを推奨します。
- 防護服を再度使用する前に、溶剤が完全に除去されていることを確認してください。
染み抜き
- 泥、油、その他の汚れにかかわらず、常にウェアメーカーの指示に従ってください。
- 染み抜き剤は使わず、液体洗剤を使用してください。
- すすぎを十分に行ってください。
GORE-TEX プロフェッショナルは、作業服、防衛、消防/安全、警察用品の分野で大手ブランドと協力し、最先端の保護機能と耐久性を世界中の従事者に提供しています。